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とくしま若者回帰プロジェクト推進会議座長・床桜英二氏より徳島県PR短編映画『AWA TURN(仮)』完成にあたりコメントをいただきました

首都圏に住む徳島県出身の大学生を対象に徳島県の魅了を再認識してもらおうと、2018年8月に実施した『とくしま回帰洋上セミナー』。

そのセミナーがきっかけとなり誕生した徳島県PR短編映画『AWA TURN(仮)』の試写会が、先日映画制作関係者や出演者をはじめ、地元協力者、エキストラを100名ほど招き行われました。

 

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物語の舞台でもある阿南市那賀川町の2.8kmの“消えかかった壁画”の魅力を徳島文理学生たちと一緒に発信し、『とくしま回帰洋上セミナー』ではアドバイザーとしてツアーに参加。徳島文理大学の学生と『とくしま回帰洋上セミナー』に参加した首都圏大学生の思いを結びつけ映画制作きっかけの立役者でもある徳島文理大学教授・床桜英二氏より、映画『AWA TURN(仮)』にあたりコメントをいただきました。

 

以下、床桜氏からのコメントです。

 

若者回帰・短編映画「AWA TURN(仮)」の完成を祝って

徳島ゆかりの県内大学生8名の思いと、首都圏大学生22名の思いが1つに重なり、この度、短編映画が完成した。徳島国際映画祭(3月9日)に先立って、さる2月17日、特別試写会が飯泉知事、岩浅阿南市長、影治美波町長をはじめ約100名の方々が出席し徳島市内にある徳島文理大学アカンサスホールで盛大に開催された。映画のタイトルは「AWA TURN(仮)」である。徳島県からの人口流出のうち約半分が、10代から20代の若者であることから、ふるさと回帰への機運醸成のため県が大学、住民などとコラボし制作したものである。監督は新進気鋭の蔦哲一朗さん(三好市出身)、音楽はテルマエ・ロマエなどの映画音楽も手がけた住友紀人さん(小松島市出身)、そして主役は内藤佐和子さん(徳島市在住)が演じた。

映画のタイトルの(仮)は、(仮称)ではなく、人生を大きく転換する行為-「Uターン」への主人公の揺れ動く心の様を表現したものである。都会で暮らしていた主人公が息子を連れ徳島に帰ってきたものの、このまま徳島で暮らし続けるべきか悩む日々の中で、幼なじみとのふれ合いや徳島の素晴らしい自然、文化などに触れることで、主人公にある思いが生まれる。それは、仲間と友に子どもの頃に描いた今は色あせ消えかかっている「2.8キロの壁画」を再生させることであった・・・。

 

この消えかかった壁画の魅力を指摘し、その再生を地元の人々に熱く提言したのが、実は筆者が所属する徳島文理大学の学生達である。場所は、阿南市那賀川町の通称・出島地区にある海岸堤防。昨年8月上旬、ゼミ合宿で地域の魅力発掘調査の中での出来事である。地元の人々には当たり前の風景であり、もはや魅力的な地域資源とは認識されていないものであるが、若者の心を鷲づかみにする「何か」があることを学生たちが強く主張したのである。

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一方、ほぼ同じ時期に、首都圏大学生を対象に、長距離フェリー・東九オーシャンフェリーを活用した全国初の「ふるさと回帰洋上セミナー」が県により実施された。その模様はNHK「おはよう日本」でも放送され大きな反響を呼んだ。その中で「ふるさとの魅力を盛り込んだ若者目線の短編映画制作を!」との声が多くの学生たちからあがった。若者らしい唐突な提案であったがそれに応じたのが、筆者とともに講師としてセミナーに参加した蔦監督である。そして、彼は、私が映画の題材として壁画再生の提案をすると、下船後まもなく現地にロケハンに入ったのである。県内の大学生達と首都圏の学生達には全く接点もなかった訳であるが、「ふるさと回帰」という共通項で、「壁画再生の提言」と「短編映画制作の提言」が繋がったのである。人口減少・東京一極集中という大きな流れを止めることはなかなか難しい。しかし、ふるさと徳島が持続可能な地域であり続けるためには、若者が時空を超えて連携し、ふるさとの魅力を発信していくことが何よりも大切であることを教えてくれた短編映画制作であった。

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むすびに、若者の斬新だが唐突な提案を現実のものとするために、ロケ地の関係者の熱意と、裏方として困難な調整に日夜奔走していただいた県地方創生推進課に心から敬意と感謝の言葉を申し上げ、座長としてのレポートに代えたい。感謝!

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(とくしま若者回帰プロジェクト推進会議座長 床桜英二)

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